Jリーグは2020年9月15日に、2021-2022シーズンのユニフォームから背番号や選手名のフォントを統一すると発表しました。
Jリーグの公式試合全てが対象となっており、フォントも既存のものではなく独自のものをデザインするという熱の入れようです。
その理由として、これまで統一した基準がなかったため観戦方法や視聴環境によっては、背番号が確認しにくいケースもあったのが元々だそう。
たしかに現在ではスマートフォンやタブレットなどでの視聴環境も増えてきて、以前のようにスタジアム観戦かテレビ観戦という2択ではなくなってきていますもんね。
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2021シーズンから導入されるユニフォームのフォントはオリジナル
Jリーグのユニフォームに導入されるフォントは、完全オリジナルで作成されます。
そのフォント名は「J.LEAGUE KICK」(Jリーグキック)に決定。このJリーグキックの書体が使われるユニフォームはJリーグ公式試合全てですが、天皇杯やアジアチャンピオンズリーグなどの国際大会には含まれていません。
Jリーグオフィシャルネーム&ナンバー導入について ~2021シーズンから全クラブの選手番号・選手名の書体統一を決定~【Jリーグ】
フォントデザインは北欧最大のブランディング会社が手掛ける
このJリーグキックのフォントデザインは北欧最大ともいわれるブランディング会社、「Kontrapunkt」(コントラプンクト)というデンマークの会社が手掛けます。
日本ではあまり馴染みのない会社ではありますが、デンマーク政府のロゴデザインや、世界最大のビール会社である「カールスバーグ」のデザインなども手掛ける超大手。
日本では印刷会社のDNPや高級ジュエリーのTASAKIなどのブランドデザインも行っています。
背番号は選手の顔
背番号は選手にとって「顔」のようなものです。例えばDAZNをスマートフォンで視聴しているサッカーファンにとっては、背番号がより見やすくなれば、選手の顔と名前が一致しやすくなりますし、これによってコア層以外のファンでも覚えやすいという効果を狙ってのものです。
公式発表があった2020年9月現在の村田満チェアマンは「背番号を通じて選手への関心につながってくれれば」という旨のコメントを残しています。
J1の背番号や選手名のフォントを確認
さて、2021シーズンからJリーグ全体の背番号、選手名のフォントが統一されるということで、気になるのが現在のフォントでしょう。そこで2020年J1チームのフォントがどのようになっているのか、見ていきたいと思います。
横浜F・マリノス
横浜F・マリノスの背番号はブルーに白地のフォントですね。
美しいブルーのユニフォームに白い鮮やかなコントラストがはっきりと視認できる背番号です。
FC東京
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FC東京のユニフォームもブルーの地でホワイトの背番号です。中央に細いラインが入っており、よりスタイリッシュな印象を感じさせてくれるフォントです。文字の太さそのものは太く、大きく見えるためとても目立つデザイン。
鹿島アントラーズ
チームカラーのレッドに白い背番号が映える鹿島アントラーズのユニフォームです。
背番号の真ん中には細い線が入ってデザイン性を高めています。やや細身の字体でスタイリッシュな印象です。
川崎フロンターレ
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爽やかなライトブルーにホワイトの文字のユニフォームは川崎フロンターレ。
ライトブルーにホワイトで文字を入れるとき、どうしてもエッジがぼやけて、目立たないというデメリットが出ますが、ここは黒い縁取りを追加することで視認性を確保したデザインですね。
セレッソ大阪
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セレッソ大阪はピンクに白地のフォントで、文字の太さはやや細め。濃いピンク色がベースカラーになっていますので、白い文字も見やすくなっている背番号ですね。
サンフレッチェ広島
光沢のあるパープルのユニフォームはサンフレッチェ広島。
ホワイトのオーソドックスな字体で、ユニフォームの生地のツヤ感と融合したかっこいい背番号です。
ガンバ大阪
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ブラックとブルーの縦ストライプのユニフォームはガンバ大阪。暗めのユニフォームカラーに白い背番号のフォントがものすごく目立つデザインになっています。
フォントの太さもJ1随一で視認線は抜群。
ヴィッセル神戸
ユニフォーム前面はアーガイル柄の白とえんじ色が映えるユニフォームはヴィッセル神戸です。
背中はえんじカラー一色で、白い背番号のフォントが非常によく目立つデザインになっています。やや横幅が狭いスマートな字体が独特です。
大分トリニータ
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ブラックからブルーへとグラデーションのデザインは大分トリニータのユニフォームです。チームとしてはちょっと珍しい黄色の背番号を採用していますね。
ブルーとイエローのフォントとの相性が抜群で、非常に視認性の高いデザインのフォントと言えるでしょう。
北海道コンサドーレ札幌
https://twitter.com/consaofficial/status/1305004550181404672
ブラックとレッドの縦縞のユニフォームは北海道コンサドーレ札幌です。海外のサッカーファンならばACミランを彷彿とさせるユニフォームデザインですね。
そのユニフォームに合わせる背番号は、ホワイトのすっきりしたデザインのものです。また浮き文字と言われる奥行を立体的にデザインされたフォントを使っているのが特徴的。
ベガルタ仙台
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オレンジ色のユニフォームにブルーの背番号が美しいベガルタ仙台のユニフォーム。
背番号のフォントは1画1画を区切ったまるで計算機の数字のようなシャープなデザインに仕上げています。細いフォントでより洗練されており、直線的なデザインがクールなフォントです。
清水エスパルス
オレンジのユニフォームにネイビーのフォントは清水エスパルスです。
フォントは右上にあえて角を付けた独創的なデザイン。背番号の太さもかなり太い字体で、力強さを感じるデザインになっています。
名古屋グランパス
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名古屋グランパスは赤いユニフォームに白い背番号が美しいデザインです。
背番号は大きめにデザインされていますが、字体は細く流麗なフォントです。グランパスの赤とフォントの白がくっきりと映えるカラーバランス。
浦和レッズ
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赤いユニフォームに白いフォントの背番号は浦和レッズです。
名古屋グランパスに近いデザインですが、赤色が少し濃いめでより背番号のホワイトが目立つ配置になっています。
フォントも大きく見やすい文字を採用していますね。
サガン鳥栖
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ロイヤルブルーのユニフォームに白い背番号はサガン鳥栖。
何と言ってもサガン鳥栖の背番号の特徴は太くて見やすいフォントが特徴です。大きく太い背番号は、選手の顔とも言える背番号を気綿出せるためのデザインと言えるでしょう。
湘南ベルマーレ
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ブルーと黄緑色のユニフォームは湘南ベルマーレです。
独特のユニフォームの模様が背番号にかかって、独特な雰囲気を持っているユニフォームデザインですよね。黄緑色と背番号のコントラスト差が強くないため、ユニフォームのカラーデザインと優しく調和しています。
柏レイソル
イエローのユニフォームにブラックのフォントを使用しているのが柏レイソル。
少し細めの字体を採用していますが、色のコントラストで視認性は抜群です。
横浜FC
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横浜FCのユニフォームはライトブルーの横ストライプで、背番号の文字色は白を採用しています。
ストライプが細かいためホワイトはぼやけがちですが、太く力強いフォントでそれをカバーしていますね。
どうなる来季のJリーグのユニフォームデザイン!?
2020シーズンのJ1チーム、18チームのユニフォームを見てみました。
2021シーズンからはフォントが統一になりますので、ユニフォームデザインや視認性にどんな違いが出るのか楽しみですね。
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