ブラジルにいると、今回の代表はクラッキがいないから優勝は無理だとか、あいつはクラッキになれるだとかを良く耳にするし、新聞もメディアもよくクラッキ論争を頻繁に行っている。

日本でも最近盛んになりつつある和製ポル語だが、英語では、SOLISTOというそうだ。それらは日本語に訳すと「一人の力でゲームを決めてしまう選手」となり、近年思い当たる選手で言うと、ジダン・ロナウド・ネイマール・メッシなどが該当する。

じゃあ、日本の選手で言うと。。。なかなか思い当たる選手が見当たらない。

均一化が得意な国民性の日本においては、各カテゴリーの指導者ライセンスが整備され、試合運びもどこか組織的で、ユース、Jrユース年代の全国大会常連校においても、選手全員が平均的なプレーで見ていてとても無機質な印象を受ける。

これはきっと、幼年期から各カテゴリーで答えを持った大人が彼らにそれを植え付けてしまって、彼らの自由度を損なってしまっている事の表れだと思う。遊びではなくて習い事としてサッカークラブに通わせている親は気付けないし、指導者もサッカーの本質に気付いてないんじゃないかと思う。

なぜなら指導者も協会から答えを植え付けられてしまうし、従わないと職にありつけない。みんな遊びの中でサッカーの楽しさを発見してのめり込んでいくのに、しらずしらずのうちに埋め込まれてしまう。悲しいことだね。もっと、いい加減に、適当に、人生を楽しまなくては。

そんな大人がたくさんいないと、日本からクラッキとそソリスタは誕生しないんだろうな。

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