みなさんは、障がい者サッカーを知っていますか?
また、障がい者サッカーの観戦をしたことはありますか?
全国には、7つの障がい者サッカーの競技団体が存在しており、特定非営利活動法人と一般社団法人の団体があります。
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特定非営利活動法人としての競技団体
競技団体その1:日本アンプティサッカー協会
この団体は、上肢または下肢に切断障がいのある人が行うサッカーです。
このサッカーは、7人制で行われています。
日常生活では義足や義手をしている人は、プレーをする時は、義足や義手を外してプレーします。
義足や義手の代わりとなる「ロフトストランドクラッチ」と呼ばれる杖を使って、バランスを保ちながらプレーをします。
競技団体その2:日本ソーシャルフットボール協会
この団体は、精神障がいのある人が行うサッカーやフットサルです。
基本ルールは健常者と同じですが、女子選手を含むフットサルの場合などは、最大6人がコートでプレーをするなど、一部通常のルールとは違うケースがあります。
競技団体その3:日本知的障がい者サッカー連盟
この団体は、知的障がいのある人が行うサッカーやフットサルで、試合は11人制で行われています。
基本ルールは健常者のサッカーやフットサルと同じです。国際大会は45分ハーフで行われていますが、プレイヤーの障がいの度合いなどによって、30分ハーフで試合を行う場合もあります。
競技団体その4:日本ブラインドサッカー協会
この団体は、視覚障がいのある人が行うサッカーです。
このサッカーは、5人制で行われています。
プレイヤーはアイマスクをして、転がると音が出るボールを使い、回りの声を頼りにしながら行われています。
このブラインドサッカーは、2004年からパラリンピックで正式種目にもなっていますので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
中には実際に観戦したことのある人もいるかもしれませんね。
一般社団法人としての競技団体
競技団体その5:日本CPサッカー協会
この団体は脳の損傷などによって、運動障がいのある人が行うサッカーです。
このサッカーは、7人制で行われています。
競技団体名に使われている「CP」とは、「Cerebral(脳からの)Palsy(麻痺)」の頭文字からとって、この名前が付けられています。
競技団体その6:日本電動車椅子サッカー協会
この団体は、主に自立歩行が困難な重度の障がいのある人が行うサッカーです。
このサッカーは、4人制で行われています。
プレイヤーは電動車椅子に乗ってプレーをします。手やアゴでジョイスティック型のコントローラーを操作して動きます。また足にはフットガードと呼ばれるバンパーのようなものを付けてボールを蹴っています。
実際に足で蹴るのではなく、電動車いすを操作して、回転したり前進しながらボールをコンロトールしています。
国際的には、パワーチェアーフットボールと呼ばれています。
競技団体その7:日本ろう者サッカー協会
この団体は、聴覚障がいのある人が行うフットサルやサッカーです。デフサッカー、デフフットサルと呼ばれています。
ルールは健常者のサッカーと同じですが、審判はホイッスルとフラッグを同時に使うのが特徴です。聴覚障害のある人が行っているので、視覚情報で理解できるようになっています。
競技中選手は補聴器を外すことが義務付けられています。選手は手話やジェエスチャー、アイコンタクトなどで意思疎通を図っています。
日本障がい者サッカー連盟
日本障がい者サッカー連盟(JIFF)とは、上で紹介した7つの障がい者サッカーの団体を統括する団体です。
日本サッカー協会の加盟団体であり、JFAと障がい者サッカー団体をつなぐ中間支援組織でもあります。
いかがでしたか?
こんなにたくさんの障がい者サッカーの団体が存在していたんですね。
健常者も障がい者もサッカーを楽しむ気持ちは同じなんです。
サッカーならどんな障害も越えられる。
※この記事は2020年4月に執筆されたものです。団体などの情報は、記事執筆時の情報を基にしています
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