スポーツの中でも絶えず動き回るサッカーは、非常に消費エネルギーが多いスポーツであると言えます。

これは試合中だけでなく、練習だってかなりのエネルギーを必要としています。サッカー強豪校ともなれば、授業終了後から終電近くまで練習、なんて部活もあるかもしれませんね。

昔の古い考え方なら、スポーツをするときに水を飲む、食事を摂る、なんてことはご法度とされてきました。しかし現代では、水分摂取は必要であるという認識は浸透してきましたよね。

ただ、まだまだ運動中のエネルギー補給、「補食」については広まってきていないのではないでしょうか。

そこでスポーツにおける「補食」の必要性について見ていきたいと思います。

そもそも補食ってなんだろう?

まず「補食」というものについて見ていきましょう。

基本的には人間は3食の食事をとって生活しています。そこにおやつなどの「間食」を取る人もいるでしょう。

通常の食事以外の間食については、いわゆるお菓子などの嗜好品です。補食とはこうした嗜好品ではなく、栄養分補給のために通常の食事以外の食事という位置付けのものです。

激しいスポーツや、長時間運動をしなければならない場合に、3食の食事だけではまかない切れないときがあります。こうした場合、補食は非常に大切な意味を持つのです。

部活の時間はエネルギー切れ!?

補食が必要な理由を見てみましょう。

学校の授業が終わり、部活が開始する時間はおそらく16時から17時の間くらいでしょう。そこから2時間3時間と部活があれば、自然と帰宅時間がかなり遅くなってしまいます。

下手をすると終電間際まで練習を続けて、帰宅が22時以降なんていうところも。

そもそも18時~19時頃に夕食なのが一般的なのにも関わらず、それを大幅に超える時間までサッカーをしている場合、エネルギーが完全に枯渇している状態です。

部活の時間は、体の中からすでにエネルギーが空っぽになっている可能性が否定できないんですね。

エネルギー切れのまま運動を行うとどうなる?

エネルギーが切れたまま運動を行うとどうなるのか確認していきましょう。

身体の中にもうエネルギーが残っていませんので、脂肪を燃焼してエネルギーへと変換しています。しかしこんなときに使われるのは脂肪だけではありません。

実は脂肪だけでなく、一緒に筋肉も分解してエネルギーとして使うように人間の体はできています。

さらにもっとも糖分を必要とする脳へも、エネルギーが十分に行きわたらない可能性も。

エネルギーが切れたまま部活を行うのは、パフォーマンスの低下にもつながりますし、せっかくサッカーのために作ってきた筋肉を削ってしまう結果になってしまう可能性もあるんです。

さらには脳へもエネルギー不足が起こってくるため、瞬時の判断力が鈍ってくるケースも考えられますね。

判断力の低下、運動パフォーマンスの低下を引き起こすエネルギー切れ。このエネルギー切れを起こしたまま、サッカーのプレーするメリットはありません。

部活前、部活中にエネルギーに変わる糖質を摂取しよう

部活中にエネルギーが切れてしまうのは、学校の授業等を含めて時間の関係上仕方のないことかもしれません。

ならば部活の前や部活中にエネルギーを補給できる「補食」が用意できる環境を整えてあげるのが、練習効率をさらに高める道になるでしょう。

運動するためのエネルギーも必要になりますし、さらには成長のためのエネルギーも必要になる中学生や高校生。

「補食」を上手に活用して、サッカーのパフォーマンスを最大限に高めてあげてください。

また逆に指導者もこうした知識をアップデートしていかないと、「強豪校」から勝てなくなり、いつしか「古豪」と呼ばれるようになり、さらには知識の遅れにより全く勝てないチームになってしまう日がくるかもしれません。

人間の体は食事によって作られています。エネルギーがたくさん必要な世代だからこそ、補食を積極的に取り入れてみませんか?

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