水分補給イメージ

サッカーの試合や練習で、暖かくなるシーズンで心配なのが熱中症。
水分補給がしっかりできていなかったために、熱中症になってしまう可能性があります。

昔とは時代や考え方がずいぶんと変わって、水分補給には指導者や保護者、選手本人も非常に気を遣っているでしょう。

水分補給と言えばスポーツドリンクや水、お茶などが一般的ですよね。

スポーツドリンクとはちょっと違い、水分補給に特化した「経口補水液」という商品も近年たくさん販売されています。大塚製薬のOS-1(オーエスワン)や明治のアクアソリダなどが有名です。

経口補水液はスポーツドリンクに近い味付けなのは皆さんが知る通りなのですが、どんなもので、どんなタイミングで飲めばいいものなのでしょうか。

経口補水液ってどんな飲み物なの?

経口補水液とは、多量の発汗や嘔吐、下痢などの症状で、急激に水分が失われた場合に、スピーディに体に水分を補給させるための飲み物です。

暑い季節にサッカーの練習をしていると、汗でかなりの水分が体から失われています。こうしたときに重宝する飲み物なんですね。

経口補水液に含まれる成分は、水分と電解質、糖分が主な成分。こうしてみると経口補水液は、スポーツドリンクに非常に近い飲み物であるのが分かります。

経口補水液とスポーツドリンクの違いは?

ペットボトルの水

経口補水液とスポーツドリンクの成分には、それほど大きな違いがありません。

成分そのものはほぼ変わりませんが、水と電解質を体により素早く吸収される目的で作られているのが経口補水液の特徴。

一般的なスポーツドリンクでも電解質や水分の補給は十分に可能です。しかしスポーツドリンクに比べて経口補水液は、電解質が多く糖分が少なくなっているのが特徴です。

  • 水分や電解質補給を第一に考えているのが経口補水液
  • 水分や電解質補給を念頭に置きながらも、飲みやすさを兼ね備えたのがスポーツドリンク

こうした分類ができそうです。

経口補水液を飲むタイミングはいつでも大丈夫!

経口補水液を飲むタイミングについては運動時に水やお茶、スポーツドリンクと同じように飲んでも大丈夫です。

なんとなく「強い脱水症状が出ていないと飲んではいけない」というような誤解もあるようですが、水分と電解質を素早くチャージしてくれるので、積極的に摂取してもなんの問題もありません。

ただし熱中症などに関して「経口補水液を飲んだから大丈夫!」という過信は禁物。経口補水液は水分と電解質の吸収はたしかに早いのですが、体内に蓄える水分の総量を増やしたり、熱中症にかかりやすくさせるような効果はありません。あくまで失われた水分を補給しているだけです。

汗で出てしまった分をこまめに補給するのが大切なポイントです。

「喉が渇いた」はすでに体が乾いているサイン!

サッカーの試合や練習はかなりハードで、動いているうちにどんどん体の中の水が汗となって出ていってしまいます。

そこで「喉が渇いた」と感じたときにはすでに脱水症状の初期。これが進行すると夏場でなくとも熱中症や脱水症状を引き起こす可能性も捨てきれません。

ちなみに体重の1%もの水分が失われると、サッカーにおけるパフォーマンスの低下が表れてくると言われています。例えば体重40キロの子どもなら、400mlの汗をかいたら運動パフォーマンス低下のサインです。

運動中の水分量の目安としては 練習(試合)時間 × 0.5~1リットル の水分補給が目安とされています。全て経口補水液でなければいけないわけではありませんが、水分は多めに用意するようにしてください。

素早い水分と電解質の補給は経口補水液がベスト

ピッチ脇に置かれたスクイーズボトル

サッカーは1試合に10キロ以上走る、なんて言われていますよね。

それだけ運動強度が高いスポーツなので、汗をかいて水分が失われるスピードもかなり速くなってしまいます。素早い水分と電解質の補給には経口補水液がうってつけなんですね。
プレーが止まったらすぐ1口ずつ飲めるように、コート脇に経口補水液をセットしておくようにすればベストです。

経口補水液を上手に活用して、サッカーの練習や試合を乗り切っていきましょう。

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