体つくりだけではない疲労回復にも役立つプロテインの正しい飲み方

スポーツキッズでも栄養補給を目的としてジュニア用プロテインを積極的に摂取しているご家庭も多いと思います。そこでプロテインを飲むタイミングについて、皆さんのご家庭ではどうされているでしょうか？

色々なご意見を聞いた方も多いと思いますが、スポーツを習っている子どもがプロテインを飲むタイミングを考えてみましょう。

1日1杯～2杯くらいが目安！

ジュニア用のプロテインを見てみると、多くの製品が1日に1杯～2杯程度を目安としています。

ジュニア用プロテインは比較的低カロリーとされてはいるものの、それでもエネルギーは入っています。プロテインをガブ飲みすればいい、というわけではないのです。

そのため運動強度や成長の過程によって、1日で1杯もしくは2杯のプロテインを調整しながら飲んでいきましょう。

プロテインを飲むタイミングは運動直後と就寝前1時間がおすすめ

プロテインを飲むタイミングとしては、運動直後と就寝前の1時間の2回がおすすめです。

色々なタイミングがありますが、ベストなタイミングを外しても全てが無駄になるわけではありません。しかし効率よく栄養補給を行いつつ、体を作りやすいのが運動直後と、就寝1時間前になるんです。その理由を見てみましょう。

運動直後は栄養素が使い切られているから吸収も早い

運動直後には体中からエネルギーを使い切り、クタクタになっている子どもも多くいます。
クタクタになっているのが、エネルギー切れを起こしている何よりの証拠で、そのとき体はあらゆる栄養素を体に取り入れようとしているんです。

このタイミングでプロテインを飲むと、体に必要な栄養素をぐんぐんと吸収してくれますので、プロテインに含まれる栄養素を効率的に摂取できます。

身体を作るのは「成長ホルモン」が大きく影響している

筋肉の補修や血などを体内で作るには、成長ホルモンが大きく影響しています。その成長ホルモンは寝ている間にたくさん出ますので、寝ているときに必要な栄養素が体の中にあるのが理想。

そのため就寝前の1時間にプロテインを飲むのがおすすめの理由です。

就寝直前に飲まない理由は、そのタイミングでプロテインを飲んでしまうと、たくさんの栄養素を含むプロテインは消化器官に負担がかかってしまいます。寝ている間に内蔵を休ませてあげるためにも、就寝1時間前がベターです。

空腹時におやつとしてプロテインは飲んでもいい？

プロテインはチョコレートやバニラなどの味付けがしてあるものも多く、間食として取り入れても大丈夫です。

間食でスナック菓子や甘いものなどを食べてしまうよりは、栄養バランスも整っていますからね。

また空腹時には体の中のエネルギーが消費されてしまった状態で、エネルギーを作り出すために筋肉を分解してしまうこともあります。
これを「カタボリック」と言います。

プロテインを摂取するタイミングでベストなのが運動直後なのも、この空腹時の筋肉分解である「カタボリック」が要因の1つなんです。

仮に運動をしていない空腹時にも、筋肉を分解してエネルギーとして消費してしまいます。運動のパフォーマンスを落とさないためにも、空腹時のプロテイン接種はおすすめなんですよ。

プロテインを飲むと筋肉で背が伸びないってホント？

筋肉をつけすぎると背が伸びなくなる、という噂を聞いた方も多いでしょう。

しかしこれはプロテインの摂取と成長に関する情報は誤解で、プロテインはたんぱく質をはじめとした栄養補助食品です。背が伸びなくなるどころか、逆に成長を助けてくれる成分ばかり。

昔から「過度な筋力トレーニングを子どもの頃にやると身長が伸びなくなる」と言われていますよね。プロテイン＝筋肉、という固定観念ができてしまっているために、プロテインを飲むと背が伸びなくなるのでは？と心配されているのでしょう。

プロテインを摂取しても、背が伸びなくなることはありません。

プロテインを上手に使って強いからだ作りを目指そう！

いかがでしたか？

プロテインを飲むタイミングは
・運動直後
・就寝1時間前
の2回です。

栄養補給の観点からも非常に優れたものなので、食事内容と相談しながらサッカー少年の栄養サポートに取り入れてみてはいかがでしょうか。

ジュニア用プロテインを上手に使って、強いからだ作りを目指していきましょう。

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