ダブルタッチのやり方とコツ

サッカーでは難しいフェイントや足技がありますが、ゲーム中はシンプルなドリブルが一番使いやすく、効果的なケースも多いものです。
そこで今回は、あのイニエスタなどのトップ選手も多用しているダブルタッチについて、やり方とコツを解説していきたいと思います。

ダブルタッチならば圧倒的なスピードがなくても、タイミングや体とボールの使い方を覚えるだけで、相手を上手にかわせるようになるんです。

ぜひダブルタッチのやり方をチェックして、自分のものになるようにマスターしてみてください。

ダブルタッチとはワンタッチでボールを横から前に移動させる技術

ダブルタッチとは相手と対峙したときに、

①軸足から踏み込む足へワンタッチで横へ流しす
②踏み込んだ足で前にボールを押し出す
③押し出したボールに合わせて前へ出る

というドリブルの技術です。
ダブルタッチは前を向いたまま、相手を一瞬にして背負えるのが大きなメリットです。
こうなってしまうと相手はボールが奪えないばかりか、止めることすら難しくなってしまいます。

シンプルでありながら、非常に効果的なドリブルテクニックがダブルタッチなのです。

ダブルタッチのやり方のコツは横移動を大きく

ダブルタッチを成功させるコツは、最初のワンタッチで横移動を大きくするのがポイントです。
横移動が小さいと相手の足がボールに届いてしまうので、止められる可能性が高くなります。
軸足をしっかりと踏ん張って、横にボールを流す準備をしておくのが大切です。

相手ディフェンダーは、斜めに移動するボールよりも、直角に移動するボールの起動のほう足が届きにくくなります。
横に移動する距離が多くなればなるほど、ボールを取られる確率が低くなります。

ダブルタッチは軸足の近くにボールを置く

ダブルタッチでボールを横に流すとき、ボールの置きどころも大切なポイントです。
軸足からボールが離れていれば、ファーストタッチで横に移動できる距離が小さくなります。

逆に、軸足の近すぎるところにボールがあると、ダブルタッチを読まれた際に対処できなくなってしまいます。
良い位置にボールを置くことは、ダブルタッチと思わせておいてアウトサイドで逆から抜いていく、というような選択肢を広げることにもつながります。

ボールの置きどころというのは、ドリブルの極意といってもいいくらい大切になります。

ダブルタッチは鋭く前に進む体勢が大切

ダブルタッチをして元軸足だった足にボールを流した時、足先だけでボールを操作してはいけません。
ダブルタッチの生命線とも言えるのが、ボールを横→前とリズム良く流したときの体の運びです。

縦への推進力こそがダブルタッチを成功させる秘訣です。
ボールを横に流した足にしっかりと体重をかけ、前に進める体制を整えておきましょう。

縦にタッチしたとき、相手と横並びになっていればもうダブルタッチは成功したも同然です。
あとはボールと相手の間に自分の体を入れてドリブルするだけです。

ダブルタッチのポイントを押さえて目指せドリブル名人

ダブルタッチのやり方とコツを見てみました。

ダブルタッチはシンプルで簡単な技術の1つですが、突き詰めていけば非常に大きな武器になります。
サッカーを楽しむどんな年代の方でも使いやすいですし、他のフェイントとの相性も抜群なんですよ。

ダブルタッチのポイントをしっかりと抑えて、ぜひマスターしてみてください。