サッカーの試合中、自分の子供のミスで失点。

「何やってんだ!」

「なんでそんなこともできないんだ!」

と監督やコーチから怒られて途中交代。こういう出来事はサッカーに限らずスポーツの世界では日常茶飯事ではないでしょうか。

怒られて途中交代させられてしまった子供の気持ちは心中察するものがありますし、それを見ている親も気が気ではありません。

こんなとき親は子どもにどんな言葉をかけてあげればいいのでしょうか?

一緒になって怒ってはいけない

自分の子供がミスをしてしまったからと言って、監督やコーチに怒られた後です。親も一緒になって怒ってはいけません。これではただサッカーへのモチベーションを下げるだけになってしまいます。

特に親自らがアスリートとして活躍していた方は、子供の失敗が許せない! と感情的になってしまう方も多いようです。

サッカーの試合なので、誰もミスをしたくてしているわけではありません。監督やコーチの言葉に、親がさらに追い打ちをかけるような真似をしてはいけません。

気を遣うのは子供に伝わってしまう

ミスに怒らずに、「よくがんばってたよ」などと気を遣って、ミスにあまり触れないというのはいかがでしょうか。

実はこれもあまり良くありません。子供はミスをして怒られた後なので、「親が気を遣っている」とすぐに察してしまいます。1人にしておいて欲しいときもあるかもしれませんが、「何か買ってあげようか」、「おいしいもの食べに行こう」などの”気晴らし”は最優先事項ではありません。

何が問題だったのか振り返りをさせる

監督やコーチに怒られてしまい、途中交代させられたのには必ず理由があるはずです。

ミーティング通りに動けなかった。PKを外した。試合中に感情的になってしまった。うっかりスペースを空けてしまった。など理由は本当にたくさんあると思います。

「なぜ交代させられたのか」その原因を聞いてみましょう。

怒られたからには、何か良くないプレーをしたはずです。その良くないプレーの振り返りをさせるのです。

その問題を解決に導くには何をすればいいのか?

交代させられた原因となったプレーが出てきたら、次に何をすればいいのかを考えます。

ここで「もっと練習しろ!」とか「周りを見ろ!」という抽象的なものではいけませんし、「フリーキックの練習を毎日何本やれ!」と押し付けてもダメです。もっと具体的に今後どんな練習をしていけばいいのか一緒に考えるのです。

例えば

「ボールをすぐに取られちゃうんだよね」

こんな悩みがあるとしましょう。

ボールをすぐに取られてしまうようなら、ボールのタッチがまだ固くてキープ力が低いのかもしれません。また動きの中でバランスが悪く、ちょっとしたことですぐにボールが離れてしまうのかもしれません。

子どもから「ボールをすぐに取られてしまう」という問題が出てきました。

そこから先は親が「ボールのタッチを柔らかくするにはこんな練習があるみたいだよ」とか「バランスが悪いからラダートレーニングをやってみない?」などの提言をしてみてください。

問題を解決するために子供自身でやるべきことに気付き、その方法を親が提言してあげるんです。

ミスを怒るより問題を解決するクセを付けさせよう

部活や少年団、クラブチームなどでは「サッカーを楽しむ」というよりは「勝利至上主義」の側面が強いチームもたくさんあります。そんな中でミスは子供の出場機会を奪ってしまうかもしれない死活問題でもあります。

でも起きてしまったものは仕方がありません。だったらそのミスを一緒になって怒るのではなく、問題を解決できるように子供に促してみましょう。

一方的に怒る、練習を押し付ける、というだけでは子供の自主性は育っていきません。子供が自分でミスを分析して、問題を解決するためには何が必要か、を考えられるようになると、プレーヤーとして一気に伸びる可能性が広がりますよ。

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