サッカーは切り替えしの動きや、着地、急激なストップ&ゴーの動作など、ケガの危険性がどうしてもつきまといます。
もしサッカー中にケガをしたら、あなたは適切な対処ができますか?
サッカー中にケガをしたときでも、冷静に対処できるようRICE処置をまず覚えておくといいでしょう。RICE処置とは一体……? またその方法についても見ていきたいと思います。
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RICE処置とは、ケアのそれぞれの頭文字!
RICE(ライス)処置と言われていますが、これはケガをした直後のケアをするそれぞれの頭文字を表しています。サッカーでは試合や練習に関わらず、打撲や捻挫、重症になると骨折やアキレス腱断裂などケガをする可能性が高いスポーツでもあります。
しかしサッカーを長く楽しむためにはケガとは上手に付き合わなければなりませんし、その対処方法を知っておくだけでケガからの復帰も早くなるかもしれません。
このRICE処置はサッカー選手、またはその関係者なら知っておいて損はありませんよ。
R……Rest ケガをしたら休ませるべし
まずRICEのRです。
これはRest(レスト)の頭文字です。レストとは休憩の意味で、ケガをした直後はますすぐに休ませなければなりません。
足を引きずるようなケガをしているのに、テーピングやサポーターをして試合に出場するのはあまりおすすめできません。それは損傷を受けた部分をさらに使ってしまうことで、炎症などを助長してしまう可能性があるからです。
すぐに元通りに動き始められるケガでなければ、すぐに休ませましょう。
I……Ice ケガをしたら冷やすべし
プレーから離して休ませた後はすぐにIce(アイス)、冷却が必要です。受傷直後はその部分に炎症が始まっています。その炎症を放置しておくとどんどん悪化してしまい、痛みが残ってしまう可能性があります。
また衝撃などにより周囲の血管がダメージを受けてしまうと、炎症範囲がどんどん広がってすぐに競技復帰ができなくなってしまう可能性もあります。
ケガをしたらすぐに冷やすようにしましょう。
C……Compression ケガをしたら圧迫すべし
ケガをしたときに強く腫れが出てくることがあります。そんなときはすぐにCompression(圧迫)をしてください。
これは患部を強く抑えるというよりは、固定に近いイメージで行ってください。それは骨折などをしていた場合、強く圧迫してしまうと激痛となってしまうためです。
痛みがこれ以上強くならないように、ケガをしたら動かないように固定をしましょう。
ただ出血を伴うケガの場合は、ケガの場所を文字通り圧迫して血を止めてください。出血がある場合には止血が何よりも優先されます。
E……Elevation ケガをしたら拳上すべし
最後の「I」はケガをしたら拳上しましょう。これはケガをすると内出血などを伴うケースが多いため、心臓よりも高い位置に拳上することで少しでも出血を抑えようと言うものです。
アイシングや圧迫止血、固定などの処置が優先されますので、一通り応急処置が終わった後にそれ以上悪化させないように最後に拳上をします。
「痛いけど動ける」 これは選手生命に関わることも
サッカーではケガは付きもの。おかげで「痛いけど動ける」と判断すれば、そのまま試合や練習へ戻ってしまうケースも少なくありません。ただケガが思った以上に重症な場合には、選手生命に関わることだってあるんです。
プレー続行なのか、それとも応急処置をして医療機関への受診を優先するのか。これは非常に指導者、親、本人にとっても難しい問題ですが、判断を誤らないようにしていただきたいと思います。
ケガをしたらRICE処置。これをまず覚えておいてくださいね。
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