サッカーは相手からボールを奪い、自分のゴールにどれだけ点を決めるのかを争うスポーツです。
サッカーの練習で「これだけ練習すればいい」というものはありませんが、小学生の内から積極的に身に付けておきたいサッカーに必要な技術やスキルがあります。
今回はこのジュニアサッカーの小学生時代に、鍛えておくと良い能力についてまとめてみました。
ボールを的確にコントロールするスキル
サッカーではドリブルやパス、キックなどの基本的なボールをコントロールする技術を身に付けておくといいでしょう。
ドリブルやパス、キックはは最も重要とされる能力になっていて、この基本が全てのプレーの土台となっています。
少年サッカーで上手いと言われる子は、こうした基本能力が高く、トラップミスやキックミスが少ないです。
いくら判断か良い選手でも、トラップミスをしてしまえばボールを失う可能性が増えてしまいます。
さらにボールをコントロールするスキルには、コントロールの他に強さや方向、タイミングを必要とします。
ボールを取られないように足元でコントロールしたり、狙った場所へシュートやパスを出したりする技術は全てのプレーの基本となります。
ダイナミックなパワーとスタミナ
サッカーでは身体能力と運動能力も大切です。
サッカーでの身体能力と運動能力とは、身体の大きさやフィジカル、パワーやスピードなどが含まれます。
素早く強くボールを蹴ったり、遠くまで飛ばしたりするにはこの身体能力が欠かせません。
しかし、サッカーでは一時的に高い身体能力が発揮できるだけではダメで、スタミナ(持久力)も必要不可欠。
試合中ずっと走り続けるために必要なスタミナに加え、相手との競合いやボールの奪い合いで、当たり負けしない強いフィジカルが求められます。
パワーとスタミナ、両方ともが高ければ高いほど、サッカーをするうえで有利になってくるでしょう。
失敗しても落ち込まない精神力
サッカーには「相手チームに負けたくない!」と最後まであきらめない「根性」も必要ですが、失敗しても何度もチャレンジする前向きな気持ちも大切になってきます。
ジュニア時代は否定やダメ出しをされると、また同じ失敗をしてしまうのではないかと怖がってしまい、チャレンジ精神が低い子もみられます。
失敗を恐れていると、相手からボールを奪うこともできなくなったり、チャンスを逃してしまったりすることも出てきます。
サッカーは気持ちでカバーできる場面もあるため、メンタル(精神面)は非常に大切な要素となります。
「失敗したって挑戦してみる!」というチャレンジ精神と、「失敗したって次がある!」という開き直りの精神もものすごく大切です。
サッカーには瞬時の判断力が必要
サッカーの試合中、どのようなプレーで相手をどうかわしていくか、常に考える判断力も求められます。
サッカーではいくら身体能力が高くても、素晴らしいスキルを持っていても、この判断能力が低いければチームの勝利には繋がりません。
戦術を理解していても、迷うことが多いなど判断力に欠けていると、せっかくの戦術もボールがつながらなくなってしまいます。
これでは「試合では使えない選手」と判断されてしまうかもしれません。
相手の選手と一対一になった時の駆け引きや、瞬時の判断力も重要とされるでしょう。
毎日のトレーニングで効率的に意識を高める
ジュニア時代にサッカーに必要な要素が全て揃っている選手はそうそういません。
そのため毎日の練習やトレーニングで、少しずつ能力を上げていく必要があり、すぐに全てのパフォーマンスがあがることはありません。
今、この黄金期とも言えるジュニア時代に、それぞれの能力を成長させることが望ましいといえます。
一つ一つのトレーニングに技術、身体能力、メンタル、判断力に繋がるメニューを盛り込んでいくのもいいかもしれません。
選手自身に意識付けさせることが、4つの能力を効率的に高めていく秘訣です。