Jリーグの試合って、1年で何試合くらい行われているのかご存知ですか?
今回は、Jリーグの試合についてと、試合の時には必ず耳にする「第○節」という言葉の意味についてチェックしていきたいと思います。
Jリーグの試合数は?
Jリーグの試合数を見るときには、Jリーグの試合がどのように組まれているのかを見るとわかりやすくなります。
Jリーグではホーム・アンド・アウェイという試合方式が取られています。
このホーム・アンド・アウェイ方式とは、2チームがそれぞれのホームとアウェイで1試合ずつを行うというものです。
例えば湘南ベルマーレとガンバ大阪なら、湘南ベルマーレのホームスタジアムであるShonan BMW スタジアム平塚で1試合。
ガンバ大阪のホームスタジアムであるパナソニックスタジアム吹田で1試合をそれぞれ行います。
J1のチームは18チームありますので、自分のチームを除いて17チーム。
その17チームそれぞれとホームとアウェイで試合を行いますので、年間で34試合が行われることになるんですね。
1チームが34試合で18チームあるわけですから、J1全体では年間306試合が行われる計算になるんです。
これと同じ方式でJ2やJ3も試合が行われています。
(※スタジアム名については2020年7月時点での情報です。)
対して同じ日本国内のプロスポーツである野球は、同じリーグの1チームと20回以上対戦します(セ・パ交流戦を除く)。
野球と比べるとサッカーは、同じチームとの対戦数や年間の試合数は大幅に少ないのが分かりますね。
Jリーグの「節」とは「試合数」のこと
「J1リーグ第13節、名古屋グランパスエイト対FC東京の試合をお送りします。」
と言うスポーツニュースを耳にした方も多いでしょう。
この「節(せつ)」という単語は区切り、節目という意味を持っています。
そのため単純に第○試合目、という意味合いで使われています。
この節という区切りでは、チーム単体としてではなく、その1日もしくは数日日の期間に行われる試合になります。
1節ではJ1の18チームの試合である9試合が行われています。
この1節は1日で終わることもあれば、2日かかることも。
また国際試合などの日程により、クラブの試合が重なってしまったり、連日試合を行わなければならなくなってしまったりすると、日程調整が行われます。
そのためシーズン後半になると25節と29節が同日に開催されたり、その数日後には20節の試合が予定されている、というケースもあります。
なんで節なの?○試合目じゃダメ?
試合数をカウントするなら○試合目、という表現の方が簡単で分かりやすいのですが、「節」を使うには理由があるのです。
Jリーグの試合は、シーズン中に日程変更が発生します。
他の国際大会と試合日程が重なってしまったときなどが代表的な例の1つです。
するとJリーグの試合は後日に調整されますので、そこで年間スケジュールで決まっている日程を「○試合目」という表現をしてしまうと、後に予定されている試合を全て変更しなくてはいけません。
日程変更があったときに、混乱を招かないようにする狙いがあって「節」を採用しているのです。
Jリーグのシーズンは2月から12月
Jリーグでは春秋開催、と呼ばれる2月から12月頃までを1シーズンとしています。
毎年日程は多少前後しますが、基本的にはこの春秋制が浸透していますよね。
世界のスター選手たちが集まるヨーロッパのリーグでは秋春制が採用されています。
7月から翌年の5月頃を1シーズンとする考え方です。
このヨーロッパのリーグが秋春制を採用しているため、FIFAの試合などもこれに合わせるように国際スケジュールが組まれています。
春秋開催なのか、秋春開催なのか。
これについては度々多くの議論を巻き起こしており、それぞれにメリットとデメリットがあります。
さらにJリーグ内でも賛成と反対意見が分かれています。
ヨーロッパの各リーグと合わせるメリットもあれば、秋春制にしてしまうことでデメリットも生じてしまいます。
秋春制を採用するヨーロッパと、春秋制を採用する日本。
それぞれのオフシーズンがズレているため、サッカーファンは1年を通じてサッカーを楽しめるというメリットもありますが、果たして今後どうなっていくのでしょうか。
Jリーグの試合数と節についてのまとめ
今回はJリーグの試合数と節について見てみました。
Jリーグ各チームの日程については、Jリーグの公式ページに記載されています。
地元クラブを応援してもいいですし、自分が好きな選手を追いかけてみるのも面白いかもしれませんね。