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少年サッカーでGKに向いてる子と求められる役割

サッカーでのゴールキーパーは、プレイヤーの中で唯一「手を使う」ことが認められている特殊なポジションです。
ゴールキーパーの能力はチームの勝敗に大きく左右し、守備においてまさに最後の砦となるわけです。

実はチーム一番の花形で、一番目立てるポジションがGK(ゴールキーパー)なのです。
今回はどんな子がGK(ゴールキーパー)に向いているのかをまとめてみました。

恐怖心は取り除くことができる

サッカーの試合中、GK(ゴールキーパー)はチームのゴールを守るのが役割です。

ボールを怖がっていたら話になりません。
自分からボールにアタックしていくのが大切になります。

しかし実際は、ほとんどの子が勢いよく飛んでくるボールを「怖い」と感じてしまっています。
顔のほうにシュートされたら誰だって怖いですし、顔を背けたくなる気持ちも分かります。

この「恐怖心」はトレーニングで克服できるようになります。
恐怖心を取り除くために、5メートルくらいの距離から早いボールを受ける練習をしておきましょう。

ボールもお腹くらいの取りやすい高さや、低いグラウンダーのボールなど、色々なボールをたくさん受けて、ボールに対する恐怖心を取り除いていきましょう。

ゴールキーパーには「折れない心」が大切

GK(ゴールキーパー)はゴールを守れば英雄、失点すれば責められるという、精神的な負担が大きなポジションです。

特に取れそうなボールを取れず、失点してしまったときは誰だって悔しいものです。
しかしその悔しい気持ちを引きずっていては、チームの雰囲気も悪くなるどころか、次へ繋げることすらできなくなります。

悔しい気持ちをバネにして今後の練習に取り組んだり、課題を見つけたりできるように、前向きに考えられる子がGK(ゴールキーパー)に向いていると言えます。

自分の守備で勝つか負けるかが決まってしまうかもしれない、このプレッシャーは計り知れないでしょう。
例え失敗したとしても、すぐに切り替えていつまでも失敗を引きずらないことが大切です。

仲間とコミュニケーションが取れる

ゴールを守る守護神でもあるGK(ゴールキーパー)は、「基本的な身体能力が高い子」が選ばれやすい傾向にあります。

フィールドプレーヤーならば、お互いにカバーし合ってプレーするのも可能ですが、GK(ゴールキーパー)だけはそうはいきいません。
そのためチームとしても安心して任せられる子がGK(ゴールキーパー)として選ばれやすいのです。

さらに身体能力だけでなく、仲間とのコミュニケーション能力も求められるのがポイントです。

攻撃の際には、最初の起点となるゴールキーパーのプレーでリズムを変えることができ、守備の際には、ピンチを防ぐために味方選手に指示を与えることが求められます。
チームの最後方から全体を見渡せるゴールキーパーは、味方とのコミュニケーションをうまくとれる事でチームのバランスを整えることが大切になります。

GK(ゴールキーパー)はコミュニケーション能力も大切なポイントなんです。

声がよく出て、自分のチームの特性をよく知っている

GK(ゴールキーパー)になるにはフィジカルやメンタルの強さといって自分の能力、戦術や敵チームの攻撃特性などの知識が大切です。
それに加えてもう1つ大切なポイントがあります。

それは自分のチームの特性を知っているか否かです。

味方の得意とする戦術もあれば、逆に失点につながりやすい相手の攻撃などもあるでしょう。
それらを熟知した上で、「声を出して、指示をだす」という役割が求められます。
これは、チームの最後方から周囲を見渡せるポジションのGK(ゴールキーパー)だからこそです。

自分のチームの特性と、ゲーム中の人の動きが一番良くわかるポジションだからこそ、的確な指示が出せるための「目」、そしてその情報を伝える「声」、この2つを備えていなければなりません。

GKには「勇気」と「判断力」が必要

GK(ゴールキーパー)は至近距離からのシュートでもゴールを守るために、反射神経やチャージをかけるかどうかなど瞬間的な判断を必要とします。
フィールドプレーヤーとは違う役割が求められるGKですが、1つ1つのプレーには勇気と判断力が常に必要なポジションです。

それだけにプレッシャーも大きく、期待される役割も必然的に大きくなってきます。

勇気と判断力に長けた選手こそが、GKに向いていると言えるでしょう。