サッカーは「走る」スポーツです。
「足が遅い」ことはサッカー選手としては致命的なのではないかと思ってしまいますよね。
しかし足が遅いことは本当に大きなハンデになるのでしょうか?
実は、足が遅くても問題ありません。
今回は「足が遅い」という短所を、どのようにカバーできるのかまとめてみました。
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「スピード」と「持久力」はまったく別のもの!!
サッカーは、相手をかわしてボールをゴールまで運ぶスポーツ。
そして相手にボールがわたったとき、一瞬で相手に追いつく「速い足」があった方が良いのは間違いありません。
ですが、試合中ずっとダッシュで走り続けるのは不可能ではないでしょうか。
そう、サッカーは試合中の長い時間走り続ける「持久力」も必要になってきます。
全力で走るのは当たり前ですが「最後まで体力が持たない」というのは足が遅いよりも致命的です。
足が速くても「持久力」がなければ、サッカーの試合中に途中交代もありえます。
足が遅くても、体力のある選手のほうが活躍できるなんてこともあるでしょう。
足が遅くてもプレースピードと「質」で勝負ができる!
サッカーで足が遅くて悩んでいる子はたくさんいるでしょう。
サッカーでは確かに不利になることは多いですが、実はプロのサッカー選手にも足の遅い選手はいます。
元日本代表の岡崎慎司選手は足が遅くて有名だったようですが、他の選手とは違う武器で代表までのぼりつめていますよね。
足が遅いなら「判断スピード」を高めたり、ゲーム中の次を早く読んで他かの選手よりも早くスタートを切ればいいのです。
足のスピードではなく「テクニック」やスペースに走り込む「認知力」などを向上させて足の遅さをカバーするようにしていきましょう。
足の速さはフォームで決まる!?基本姿勢を見直してみよう
走る速さというのは、もともと足の速い子とそうでない子に分けられてしまいがちですが、実は「努力」でググっと変えることもできたりします。
足が速い子というのは、走る姿勢いわゆる「フォーム」がきれいだったりします。
足の遅い子というのは、走るフォームがきれいではない子が多いです。
この走る姿勢を直すことで足が速くすることができます。
それでは早く走れるポイントをいくつかあげてみましょう。
①つま先で走っているか
②太ももが高く上がっているか
③蹴った足が後ろに流れていないか
④腕の推進力が足と連動しているか
自分は速く走れるフォームになっているのか?
陸上選手の動画を見てもいいですし、一度フォームを見直すことが大切です。
自分の武器を磨きあげてポジションを確立しよう!
サッカーのベースとなる動きは何でしょう?
それは「止める」「蹴る」「運ぶ」この3つ。
まずボールを止められなければ「蹴る」「運ぶ」という動作につなげられません。
足が遅くて悩んでいるくらいなら「技術」を高めていけばいいだけです。
サッカーには足が速いこと以外のことが求められるポジションがあります。
トラップやパス、相手をかわすフェイントなど自分の得意な動きをさらにステップアップして練習していきましょう。
自分だけの武器を磨きあげて、チーム内でのポジションを確立していきましょう。
努力すれば絶対に、人に負けない何かを得られる!
足が遅くてもサッカーを工夫する努力や、自分にしかできないプレーを磨きあげれば「足が遅い」ということはデメリットになりません。
「継続は力なり」という格言があるように努力を続ければ、それは絶対に大きな力に変わります。
ジュニアサッカー時代に人一倍がんばった子は、大きくなった時に必ず人に負けない何かを得られるはずです。
「得意」を伸ばして自分にしかない才能を育てていきましょう。
足が遅いと悲観しているだけじゃなく、まずは自分の得意で伸ばせそうなポイントを探ってみてはいかがでしょうか?