サッカーをやっていれば、一度はやってみたい憧れのシュートが無回転シュートです。
日本を代表する本田圭佑選手やサッカー界の世界的大スター、C・ロナウド選手が無回転シュートは超が付くほど有名です。
そんな大スター達が得意とする「無回転シュート」を蹴る方法を分かりやすく簡単に解説していきます。
無回転シュートとは?
無回転シュートとは、名前の通りボールに回転がかかっていないシュートです。
英語ではknuckle shoot(ナックルシュート)とも呼ばれています。
野球ではナックルボールといわれていて、無回転に近いそのボールは魔球といわれるほど不規則な変化をします。
サッカーの無回転シュートでも、空気抵抗を受けたボールが不規則にブレるというのが無回転シュートなのです。
無回転シュートのメリットとデメリット
無回転シュートのメリットは、キーパーがキャッチしにくいことです。
正面のシュートでもゴールが決まることがあるくらいにボールの軌道が不規則に変化するため、ゴールキーパーは予測・反応しにくく、まさにキーパー泣かせのシュートです。
デメリットとしては、蹴った本人でもわからない変化をするので、どこに飛んでいくか分からないという点でしょう。
もちろんある程度のコースは狙えるものの、ボールを思い通りに変化させることはかなり難易度が高いです。
また、無回転シュートを試みて少しでも蹴り損ねると、無回転どころかボールが拭け上がってしまったり、ダフってしまったりしてしまいます。
無回転シュートの蹴り方
無回転シュートの蹴り方を説明します。
- まず初めにボールとゴールを直線で引いてみましょう
- そこから少し左側(利き足が左の人は右側)に立つ
- ボールに向かって真っ直ぐに助走する
- ボールの真横に踏み込み、ボールの中心から少し下をミートするように蹴る
- 重心はインパクトの瞬間に全体重をボールに乗せる感覚で前に、そして蹴る足はボールを長く押し出すように意識する
- フォロースルーはインパクトでの足の形を保持したまま小さくフォロースルー
蹴り方のコツとしては、芯を捉えるのが最重要です。
蹴る部分はボールの中心よりやや下あたりを蹴ることです。
真芯を捉えないとボールに回転がかかってしまい無回転にはなりません。
インステップ、インサイド、インフロントなど、どの蹴り方でも無回転シュートを蹴るポイントは同じです。
無回転シュートの注意点
蹴り方やコツなど無回転シュートのことについてチェックしてきましたが、一つだけ注意点があります。
それは無回転シュートはサッカーの基本的なシュートスキルをアレンジして出来たシュートです。
成長過程の選手の場合、変則的な無回転シュートにこだわり過ぎて、正しいシュートに影響が出ないように気を付けて下さい。
そして何よりも大切なのは、サッカーの基本的なシュートを習得してから、無回転シュートにチャレンジしてみてください。
何事もまずは基本が大切なので、いきなり応用である無回転シュートのマスターを目指すのはちょっと難しいかもしれません。
無回転シュートをマスターして試合で決めろ!
「無回転シュート」の蹴り方を解説してみました。
大スターもやっている無回転シュートをマスターすれば、シュートのレパートリーが増えてプレーの幅も広がりますね。
キーパーが右往左往する無回転シュートが決まると、その気持ち良さは「もう最高!」の一言でしょう。
みなさんもぜひ、無回転シュートを試合で操れるように練習してみてください。