サッカーでゴールを決めるのに非常に大切な得点力。この得点力を高めるために、シュート練習は欠かせませんよね。
さてここでシュート練習ですが、何を意識して練習していますか?
シュート練習には絶対に意識して欲しいポイントが、実はあるんです。その部分の意識付けができているかどうかで、今後のゴール数に大きく影響してくるかもしれません。
シュート練習をするとき、大切な意識付けとはなんでしょうか?
シュートは「狙い」を付ける
ごくごく当たり前のことなのですが、シュートを成功させるためには狙いを付けてシュートしなければいけません。
ボールキープや、マークを外すのに必死になりすぎて、シュートを打つとき適当にゴールの枠内を蹴っているような人はいませんか?
キーパーの位置を見ずに、大体ゴールの方向に見当をつけてシュートしている方はなかなかゴールが決められないのではないでしょうか。
シュートまで持って行ければ得点チャンスが生まれるのですが、「シュートが打てれば良し」という考え方はいけません。
必ず「どこにシュートを打ちたいのか」狙いを付けてからシュートを打ってください。
キーパーに取られにくいところを狙う
ゴールにはキーパーがいますよね。ゴールの枠の中で、キーパーに取られにくいところを狙う意識付けをしてください。当たり前なようで実はけっこう難しいのです。
キーパーも絶えずポジションを変えて、シュートコースをふさぐように動きます。さらには相手ディフェンダーもボールを奪おうとチャージをかけてくるでしょう。
そこでシュートが打てる体制になったとき、ゴールの位置とキーパーの位置、それぞれを確認していないと、キーパーに取られにくいところは狙えません。またシュートの体制に入った瞬間に、キーパーの位置などの情報が飛び込んでくるかもしれません。
瞬時に判断をしてコースを変えていくケースも出てきます。
練習から見るクセを付けないと試合ではできない
普段の練習からボールが来たら、とにかく枠内へシュートを打つ!
というクセがついてしまっていると、周りを見てシュートするクセがつきません。ボールへのコンタクトの技術や、位置取りなどの問題ではありません。
見て確認する。空いているコースを狙い打つ、という一連の流れを徹底してできるようにしてください。
練習からこれができないと、試合では絶対にできません。
成功か失敗かは問題ではない。やろうとしたかどうかが大切!
シュートの体制に入る前に「見る」という動作を入れると、プレーが一瞬遅くなりボールに対応ができなくなるときがあるかもしれません。それによってシュートが失敗する場合もあるでしょう。
またゴールとキーパーの位置を確認してシュートを打ったのに、コースが外れて枠外へ飛んでしまうこともあるでしょう。
失敗は必ずついて回ります。しかしそこで成功したか失敗したかは問題ではないんです。ちゃんとキーパーとゴールを見て、狙いを付けてシュートまで持っていったのかどうかが大切なんです。
もちろん試合ではプロセスよりも結果が大切です。しかし練習から、この意識付けをしてプロセスを大切にしておけば、必ず決定率につながってきます。普段の練習から、シュートに入る前にゴールとキーパーの位置を確認、空いているところへ狙ってシュートを打つように意識付けをしてみてください。