サッカーは11人でやる競技です。そのためフォーメーションや連携は全体練習でしかできませんが、個人の技術をあげる練習ならば一人でもできますよね。
個人技のレベルを上げておけば、個々のプレーレベルの底上げになってチームを勝利へ導くことだってできるようになるかもしれません。
そこで個人技と言えばドリブル。そのドリブルの基礎が上手くなる、家でもできる練習方法を紹介したいと思います。
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タッチを極めよう!ドリブルは遊びで上達する!?
ドリブルのレベルを上げるためには、ボールタッチを柔らかく、しかも正確にボールをコントロールするための技術は欠かせません。やはりドリブルのレベルアップには、ボールへのタッチを極めることが非常に大切な要素となります。
ドリブルのタッチを練習するためには、何も相手がいなければならないわけではありません。
1人でボールをさまざまな方向からコントロールして操る練習をしていきましょう。こちらの動画で紹介されている以外でも、自分で決めた動きをしながら、ボールを足元でキープしておくなどルールを決めて動いてみるといいでしょう。
スタートで相手を置いていけ!一歩が早くなるトレーニング
ドリブルを上達させるにはスピードも大切です。ここで言うスピードとは相手と対峙したとき、一歩目で置いていける爆発的な瞬発力を指します。
純粋な足の速さでは勝てない相手がいたとしても、スタートの一歩目で相手をかわせれば次のプレーへつなげられるようになります。
スタートで相手を置いていくスピードを得るためには、一歩目のスタートをいかに早く動けるかにかかっています。止まった状態から一気に加速させるのがポイントです。
そのためには、しゃがんだ状態から思いっきりジャンプをする練習をしてみましょう。普通に立った状態からでは膝の角度が「力が入りやすい状態」すなわち一歩目が出やすい状態になっています。連続でやるのではなく、1回1回強く、高くジャンプするよう意識してみてください。1日5回~10回もやれば十分です。
サッカーでは動きの中で体制を低くして動いたり、ターンをしてから逆に動き始めたりする動きがありますよね。そのとき膝は少し深めに曲がっています。
低い体勢からでも強く足を蹴りだせるように、しゃがんだ状態で負荷をかけていくんですね。
パイロンで決められたコースをドリブルできる?
先ほど紹介したボールタッチを体の動きを作りながら練習してくパイロンを立ててのドリブルです。人間のように動きませんが、決められたコースをトレースしていくのはそれなりの技術が求められます。
最初はやりやすいようにドリブルしてみましょう。すると慣れてくるので、スピードを上げてみたり、緩急をつけてみたりすると難易度がぐっと増してきます。
また左右どちらかの足だけを使うなどの、練習方法に縛りを設けてみるとまた違った発見ができますよ。
サッカーは両足を使って巧みにボールコントロールをしていきますが、せっかくの練習です。やりにくい足や方向も積極的に練習してみましょう。
ドリブルは体バランスが命!重心を意識したトレーニング
ドリブル中は相手選手との接触や、ボールを足元でコントロールしながら走ります。そのため普通に走るだけよりも、はるかにバランスを崩しやすくなっています。
バランスが崩れる原因は体の重心に原因があります。
この重心を自分の体をセンサー代わりにして、いかに感じられるかが非常に大切です。
重心を意識したトレーニングで手っ取り早い方法が、箱のようなものにジャンプして乗ります。ボックスジャンプと呼ばれるトレーニングですが、着地のときに重心がずれてしまうとふらついてしまうので注意。
膝を柔らかく使ってぴたりと止まれるようにしましょう。
動画では片足で行っていますが、まずは両足からチャレンジしてみてください。公園の階段などちょっとした段差があれば手軽にできるトレーニングなのでおすすめです。
華麗な個人技で存在感を見せつけろ!
華麗な個人技で相手を抜き去っていくドリブルってものすごく憧れますよね。
こちらに紹介したトレーニングはどれも地道ですが、続ければ効果が見込める練習ばかりです。
もしドリブルに自信がついてくれば、パスコースが無い場合でも自分でボールを持って切り込んでいけるようになります。ドリブルの基礎レベルを上げて存在感を見せつけちゃいましょう。