いまサッカーをしている少年、少女はどのくらいの人数がいるでしょうか?
そしてサッカーをしている少年少女の親たちは、どんな風に我が子をみているのでしょうか?
親であれば、我が子の活躍を期待してしまうのは当然ですよね。
しかしチームスポーツである以上、サッカーが上手な子、そうでない子が出てきてしまうのは仕方がありません。
ではサッカーが上手な子とそうでない子、一体何が違うのでしょうか?
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サッカーが上手な子には共通する特徴がある!?
もしも我が子がメッシのように、ドリブルで何人も華麗に抜き去りゴールを決める!
なんてプレーをしていたら、一躍のヒーローじゃないでしょうか。
サッカーが上手な子には上手な子の特徴が、またサッカーが上手でない子にはこちらも共通する特徴があるんです。
その違いとは一体何なのか?
それでは一緒に解明していきたいと思います。
「サッカーが上手=個人技が上手」ではない
まずサッカーをする上で、足下の技術や足の速さなどが優れていることは言うまでもありません。
しかし、これらのことが優れているからといって、サッカーが上手かと言われると疑問符が付きます。
例えば、ドリブルが上手な子、リフティングが上手な子だけが「サッカーが上手な子」という訳ではないんですね。
サッカーは個々の技術やプレースタイルを活かして相手よりもゴールをたくさん奪うと勝利ですから、勝利につながるプレーができる子が「サッカーが上手な子」と言えそうです。
いくら個人技が上手でも、勝利につながらなければその個人技は活かされていないことになります。
自分で考えて行動できる子はサッカーが上手になれる
もちろん、足下の技術が優れているなどの、個のテクニックやスピードが優れている方が勝利に貢献しやすくなるのは間違いないでしょう。
しかしサッカーとは単純に言ってしまえば、最終的にゴールにボールを収めることなのです相手より点を多く取るスポーツなのです。
そのためには、どうしたらボールを運んでゴールを狙えるか、相手の攻撃を防いで攻撃へ転じるか、などを考える必要があります。
勝つために自分が何をすべきか逆算して「自分で考えて行動できるかどうか」がポイントです。
言われたことだけやっていてはサッカー上手になれない?
例えば、試合中にコーチから「なんで迷うの?今のはパスじゃなくてドリブルだよ!」
また、「今シュートしないでどうするの?」
などと言われている子はどうでしょうか?
自分で考えてプレーをしていると言えるでしょうか?
言われたことだけを淡々とこなすのも大切かもしれませんが、そこには自分で考えて導き出された答えがありません。
すると同じような状況があった場合、素早く柔軟に判断したり対応したりできるとは思えません。
言われたことをやるだけ、という子はサッカーに限らず、自分で考えて行動するのをやめてしまっています。
チームのために今自分は何をすべきか、どう動いたらチームに貢献できるか。それを考えないといけないのです。
自分で考えて行動できる子は私生活も自立している!
では、「自分で考えて行動できる子」とはどういう子のことを指しているのでしょうか。
それは、「私生活でも自立しているかどうか」です。
考える力の弱い子は、自分の意見や考えがはっきりしないため、人に頼る傾向があります。
人に頼ってしまう原因は、自分に自信が持てないためです。
日頃親御さんからの「ああしなさい、こうしなさい」という環境に慣れてしまっているからかもしれませんね。
逆に自分の考えがはっきりしている子、自分の意見がはっきり言える子は、自信に満ち溢れています。
物事を自分なりに解釈して、自分がどう思っているか、またどう行動せねばならないのか、認知・思考・行動の一連の流れが自然とできるようになっています。
サッカーが上手になるために大切な考える力をつけよう
私生活で自立している子は、サッカーでも判断力や行動力が優れています。
練習に取り組む姿勢や、試合前の準備などにも大きく影響している部分です。
遊びでサッカーを楽しんでいる子、一生涯サッカーをやっていきたいと考えている子、それぞれの道があると思います。
しかし、「サッカーが上手くなりたい!」と思ったら、まずは私生活から自立して考える力をつけることが大切だと言えます。
もしも将来サッカー選手になりたい!
と志している子がいたら、子供の頃から考える力を養って行くことが、プロサッカー選手になる一番の近道かもしれませんね。